ちょこれいと本舗
ここはちょこさんと猫さんの経営するお店です。
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おまけ
うずまき上忍の困った恋人 その後
作成者 猫
「ナールトー、もうしない、もうしないから許して~」
「カカシ先生なんて知らないってばよ!」
ぷいっとナルトがそっぽを向く。
「ナルト~」
「泣いたってダメだってば、カカシ先生とはとうぶん口きかねぇ!はい、決定!」
忍服を引っ張るなー、とナルトがカカシをべり!と音が出そうな勢いで引き剥がす。
「・・・・ナルトはオレなんてもうどうでもいいんだ」
「は!?」
「オレより若くて可愛い女の子に走ってオレを捨てるつもりなんだ~」
「人聞きの悪いこというなってばよ!!」
うずまき上忍に弄ばれたー!!とカカシが窓に向かって叫びだしたので、ナルトはぎょっとして、元上司である男を羽交い絞めして取り押さえる。窓の外では何事かと通行人が人生色々の窓を見上げていて、ナルトは思わず赤面してしまった。
「もー恥ずかしいからやめろ!ってば」
ナルトは拳をぐーにしてカカシの頭をぽかんと叩く。手加減したとはいえ上忍の拳なのでこれがけっこう痛い。
「酷いよ、ナルト。オレのこといじめて楽しいの?」
シクシクとカカシが泣き出す。だけどあきらかに泣きまねだ。いい大人のくせに小賢しいってばよ!
「・・・・べつにカカシ先生のこといじめてるわけぢゃないってば」
ナルトが声のトーンを低くて喋り出すとカカシがあっさり泣きまねをやめてナルトを見上げる。
「だって、ああいうことってカカシ先生とオレと二人だけのことだろ・・・。すごくプライベートなことなのに、なんで他の人にバラすんだってば?信じらんないってば」
唇を尖らせて呟いたナルトに、カカシはふるふる震えてうつむいたかと思うと、
「ナルト!!」
「わ、なに!?」
「ナルトー、一生愛してるよー」
「は!?」
「そうだよねぇナルトのあーんな顔もこーんな顔もぜーんぶオレだけが知ってればいいんだよね!!」
わんわん。犬がしっぽを振るように飛びついてきた年上の恋人に、ナルトはあきれるやら何やらで、成長したものの相変わらず華奢な肩をがっくりと落とした。
「ナルトの潤んだ瞳も、色っぽい声も。今も昔もこれからもぜーんぶオレだけのものだよね♪」
「だーかーらー、人前で言うなってばぁ!!」
カカシ先生オレの話ちゃんと聞いてた!?
金髪碧眼〝月華美人〟と名高い上忍の活火山が本日、何度目かの噴火。同僚の上忍たちは慣れたもので全員が両耳を手で塞いで我関せずを決め込んでいる。
上忍二名の痴話喧嘩は犬も食わないで有名な話。
お粗末さまでした。
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ようこそいらっしゃいました。こちらはカカシ先生とナルトくんに愛を注ぐお店です。同好趣味のお客さまに限りごゆるりと御寛ぎ下さいませ。お約束として店内全作品の無断転載は禁止させて頂きます。
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